プロフィール
Austin Lee Voth
右投げ右打ち
185.4cm 97.5kg
1992年6月26日生まれ
ワシントン・ナショナルズ (2018~2022) ボルチモア・オリオールズ (2022~2023) シアトル・マリナーズ (2024) 千葉ロッテマリーンズ (2025‐)
2024年MLB成績 68試合 61.0回 2勝 5敗 15H 0S 18与四球 61奪三振 防御率3.69
経歴
ケントウッド高等学校では、2010年にチームを州の野球選手権優勝に導きました。その後、ワシントン大学に進学し、2011年から2013年までの3年間、同大学の野球チームでプレーした。2013年のMLBドラフト5巡目(全体166位)でワシントン・ナショナルズから指名を受け、プロ入り。2018年7月14日にメジャーデビューを果たし、2022年までナショナルズでプレーしました。2022年6月7日、ボルチモア・オリオールズに移籍し、オリオールズでは主に先発投手として活躍した。2024年1月17日、シアトル・マリナーズと1年契約を結び、リリーフ投手として68試合に登板し、自己最多の登板数を記録。今オフは1年契約が切れFAとなっていたが、2025年2月10日、千葉ロッテマリーンズに入団することが球団から正式発表された。
査定ポイント
基礎能力
最速は154㌔。
コントロールは安定しておりBB%は7.3%と平均よりも低い数値を記録。投球チャートを見てもストレート、変化球ともに隅に投げることができておりボスの武器といって良い。
スタミナはリリーバーの平均程度にしようかと思いましたがロッテでは先発をやるみたいなのでDに乗せつつも近年は先発をやっていなかったので先発としては少し低めくらいに設定してます。
持ち球はストレート、カッター、スイーパー、カーブ。
ストレートは綺麗な回転をしており2024年は被打率.157と優秀な数値を記録。
スイーパーは縦変化成分が強めで斜めに逃げ落ちていく感じなのでオリジナル変化球にしてます。
カーブはスローカーブ気味の遅いカーブで被打率.120、Whiff%も47.7%とMLBでも通用している球。MLB通算で見ても被打率.218と十分通用しています。
特殊能力
・クイックC、牽制〇:有識者の方によるとここら辺の投球術はかなり評価が高いとのこと。
・奪三振:2024年はK%が9%とイニングと同じだけの三振を奪えており空振り奪取能力はかなり高い。
・リリース:コントロールはかなり安定しており上記の通り投球術にも長けている選手なので。
・球速安定〇:2024年ストレートの最速は154㌔に対し平均では150.6㌔を記録。安定して150㌔台を計測しています。
・フライボールピッチャー:2024年はGB%34.8%に対してFB%42.7%。通算で見てもフライボールの割合が多い投手です。
・対ピンチE:ランナー無し時の被打率は.169なのに対し、得点圏被打率は.244。特にHigh Leverage Situationでは被打率.304と打ち込まれてしまった。
・一発:2024年の被本塁打率は1.33と少し高めMLB通算でも1.52とすこし被本塁打が多い印象。
作者雑感
このレベルの投手が日本に来るのかと驚いています。ロッテでは先発として起用される見込みで余程先発がやりたかったんでしょうか。滑りやすいMLB球でもコントロールは安定しているのでNPB球ではさらにコントロールに磨きがかかることが期待できます。一発の多さもNPBの飛ばないボールでは改善されると思うのでかなり期待できるのではないでしょうか。唯一懸念点があるとすれば先発が3年ぶりになることくらいでしょうか。それでも最悪中継ぎで使えばいい成績は残せると思うのでめっちゃいい補強だと思います。