宗山塁
175㎝78㎏
寸評
20年に一人の遊撃手と称される逸材で、巧みなグラブさばきを生かした高い守備力と巧打を併せ持つ。シートノックから見なければ損と言われるほど堅実な守備を誇っており、淀みないフィールディングは芸術的。吸着力のあるグラブさばき、三遊間の深い位置からでも低い軌道で伸びていくスローイング、プロで長く遊撃レギュラーを張り、いずれは侍ジャパンのユニフォームを着てほしい人材だ。打撃はムダを削ぎ落としたシンプルなスイングで、ヒットゾーンへ運ぶアベレージ型。ツボにハマれば長打もある。課題だった走力も、大学4年間で「一歩目のスピード」を追求するなかで向上した。
査定ポイント
基礎能力
コンタクト能力は非常に高く、 通算安打記録の更新が期待されるなど東京六大学リーグの歴史においてもトップクラス。
基本はアベレージタイプだがパワーが無いわけではなくハマれば本塁打も放てる。
50m6.2秒、遠投110mと高水準な能力。
脚力に関しては抜けて速いわけではない。
守備は今からでもゴールデングラブ候補に入る程安定している。映像を見ても1人だけ動きが明らかに違うのがわかる。守備適正Bにするか迷いましたがグラブ捌きは源田(西武)のようとも言われる選手なのと20年に1人の逸材ということでBに乗せました。
特殊能力
・流し打ち: 日本ハム二軍と六大学リーグ選抜での交流戦では流し打ちのヒットを2本。選手のタイプとしても似合う。
・粘り打ち: 2ストライクに追い込まれてからも簡単には打ち取られない。
・守備職人:つけるか迷いましたが、流石に今までの選手とはレベルが違うと思ったので。動きの良さはこれでも低いくらい。
・ケガしにくさE: 2024年2月末に右肩肩甲骨の骨折のほか、春ごろに右手中指第一関節を骨折。
作者雑感
ケガさえなければ開幕スタメンはほぼ当確の選手。背番号も松井裕樹(パドレス)がつけていた1番をつけることになり期待の高さが窺える。チームの顔にならなければいけない選手でイーグルスの顔として今後黄金期メンバーとなれるか。